しいもと工務店の家は
1棟1棟にお客様の夢と想いを「〜(ほにゃらら)」に込めて建てる
快適で安心に暮らせる性能を持つ省エネ住宅です。
ここでは私たちが設計・施工を行う上でのポイントをご紹介いたします。
設計・施工 5つのコンセプト@家の中での温度差が小さく 健康的な家 F安心の保証制度 |
<快適の基本 気密・断熱・換気>
〇高気密とは
気密性が高いこと。すなわち、隙間が少なく水や空気を漏らさないこと。
〇高断熱とは
断熱性能が高いこと。すなわち、保温・保冷力が高いこと。
〇熱交換型計画換気とは
通常の換気扇は外気温のままの空気が室内に取り込まれるため
冷暖房中の場合室温を変えてしまいますが、熱交換型換気扇は取り込んだ外気を熱交換器の中で室温に近い温度に変えてから室内に放出するので快適な室温を変えることなく換気できる仕組みです。
なぜ気密・断熱・換気の3つがそろわないといけないの?その理由は…
a.気密 〇 断熱 ×
気密性が良くても断熱性が悪いため、建物の表面から熱が逃げ、エアコンはフル稼働。それでも
上下で温度差が出来てしまいます。
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b.気密 × 断熱 ×気密性も断熱性も悪く、建物の表面や隙間から熱は逃げ放題です。エアコンはフル稼働していても、上下で温度差が出来てしまいます。
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c.気密 × 断熱 〇良い断熱材が入っていても、隙間があれば熱はそこから逃げてしまいます。
せっかくの断熱材が力を発揮できません。 |
d.気密 〇 断熱 〇気密性を上げて空気を漏らさず、断熱性を高めて快適温度をキープ。熱が逃げないので上下の温度差も小さくなります。
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今までの同時給排気の換気扇でも・・・夏は外の熱気を取り込み、中の冷気ごと排気。(室内への給気:34℃、屋外への排気:28℃)
冬は外の冷気を取り込み、中の暖気ごと排気。(室内への給気:0℃、屋外への排気:20℃) これではやっぱりもったいないですね。 |
90%の熱交換型なら・・・・夏も冬も室温に近い温度に変えてから
(夏→室内への給気:18℃、屋外への排気:2℃) (冬→室内への給気:28.6℃、屋外への排気:33.4℃) 室内に取り込むので室温が一定です。 詳しい換気システムの説明は↓をクリック 換気システム エコエア90 (他サイトにジャンプします) |
どうしたら快適ってわかるのかしら? ちゃんと数値化できるんです!
お家の性能を数値で表すことができるのをご存知ですか?車を買うときは燃費を参考にしますが、住宅も同じです。断熱性能や気密性を数値で表すことにより、光熱費の比較や温度環境の比較ができます。
【温度環境の数値】
@断熱性能:外皮平均熱貫流率(UA(ユーエー)値)
住宅の断熱性能 を表し、数値が小さいほど性能が高いことを表しています。
京都の場合、H25年省エネルギー基準では UA値=0.6W/u・K 以下となっています。 この数値は、その住宅に使用する断熱材や窓等の仕様から算出します。
A気密性能:C値
住宅の気密性を表す数値で、床面積1uにつきどれくらいのスキマがあるかのかをp2で表した数値です。こちらも小さいほど気密性が高いことを表しています。京都の場合、基準値は5.0p2/u となっていますが、近年の高気密住宅と分類される住宅では1.0p2/u 以下としているところが多いです。また、これまでの住宅では9.0p2/u程度だといわれています。
この数値は実際に計測しなければわからないもので、現場の施工精度が悪ければC値が下がらず、隙間だらけの家 ということになってしまいます。
しいもと工務店では、0.5p2/u以下を目標としており前回の計測値は0.47p2/uでした。
C値を比較すると何が分るのか・・・・
例えば30坪(約100u)の家の場合
C値9.0→100u×9.0p2/u=900p2 ≒ 縦横30pの四角形
C値5.0→100u×5.0p2/u=500p2 ≒ 縦横22.3pの四角形
C値0.47→100u×0.47p2/u=47p2 ≒ 縦横6.8pの四角形
基準値5.0でも小窓1つ分くらいは常に開けっ放しの状態と同じだけのスキマがあるということですね。
エアコンをかけているのに、窓は開けっ放し・・・・。とてももったいないですね。
気密検査の様子です
<自然の力を有効利用 パッシブデザイン>
省エネ住宅を計画するとき、発電設備、蓄電設備、高効率機器を導入する以前にまずは自然の力を利用して過ごしやすくし、エネルギー消費量を減らす方法を考えた設計手法のことです。
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@日射の調節→太陽高度の高い夏は軒や庇で日射を遮断し、高度の低い冬はお部屋の奥まで日が入り太陽熱を利用します。また、季節ごとのグリーンカーテンや落葉樹は夏場は日よけになりますが、冬には落葉しお日様の光がお部屋の奥まで届きます。
A風の利用 → 窓の位置や形、取り付ける高さなどを工夫し、上手に建物に風が入るように配置します。
B吹抜けなど内部形状→建物内の空気が一体となるように、吹き抜け空間をつくります。土地が狭いなど、吹抜けをつくりにくい場合は階段を利用します。
C太陽光の利用→南向きの屋根が大きく取れる、など、太陽光発電設備の設置に適した屋根形状にできる場合は、太陽光発電設備を載せます。
高気密・高断熱の家は、時として窓を開けてはいけない、また、窓を作れないと誤解されることがあります。確かに、西日が直接がんがん当たる場所などには余りつくらないほうが良いのですが、西側の窓だけ断熱性能を上げるなどの対処をして、必要な場所には窓をあけ、冷暖房が不要な季節は自然の風を取り入れて気持ち良く生活できるのです。
さて、ここでは性能の数値のことや、パッシブデザインについてご説明させていただきました。
さらに詳しい技術的な資料については下記をご参照ください。
(他サイトにジャンプします)
◎リクシル 高性能住宅 SW(スーパーウォール)工法についてはこちら